
排水処理設備の更新・新設を検討中の方へ。
設計数値だけでなく、「現場の実感」に基づいた設備選定を。
設備の更新時における処理方式の検討や、実設備稼働前の処理方法決定ツールとして、当社の排水試験機をご利用いただけます。机上の計算だけでは見えにくい現場特有の課題を、実機スケールのシミュレーションで事前に解消いたします。
排水試験機利用の5ステップ
排水処理設備(実設備)の新設や改修をご予定のお客様の現状を詳しくお伺いし、弊社で設計した専用の小規模実験装置をお客様毎に制作し販売を行っています。処理工程が決定していない場合は、処理状況をご要望などをお伺いし、排水処理の設計を行うことも可能です。
現在の排水状況を詳しくお伺いします。水質分析結果をご共有いただき、現在の設備で解決できない課題を明確にします。
回分式、連続式、MBRなど、将来の現場に合わせた方式を選定。スケルトン槽やバイオ製剤投入ラインなどのカスタマイズ設計を行います。
自社工場で組み上げた試験機を搬入。スピード感を持って、既設配管との接続やレイアウト調整を技術スタッフが行います。
実際の排水を流し連続稼働データを取得。原水や処理水データをとりながら設計設備の妥当性を判断します。
得られたデータを元に「本提案」を確定させます。試験実績があるため、過剰投資を抑えたジャストサイズな施工が可能です。
試験機のみの販売・レンタルは現在受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。
主要取り扱い小規模実験装置
回分式活性汚泥排水処理小規模実験装置
回分式排水処理では、1つの槽で、「原水導入」・「曝気」・「沈殿」・「上澄水の排水」までのサイクルを繰り返しながら行います。
- 処理能力は最大0.5~1m3/dとなっております。BOD濃度により処理可能量が変わります。
- 一日当たりの処理量は電極棒の停止位置で任意に設定可能です。
- 全自動で人手がかかりません。



連続式活性汚泥排水処理小規模実験装置
連続式活性汚泥法は、汚水を連続して曝気槽に投入する方法です。連続式活性汚泥法では、曝気を止めず連続して汚水を処理します。排水の性状変化の少ない100m3/d超の大型排水処理に向いている方式です。
- 0.5m3/d~1.0m3/d(曝気槽追加で最大1.6m3/d)
- BOD200mg/L~1,000mg/L
- 曝気槽に流動担体を入れるとBOD1,500mg/Lの排水まで処理可能






膜分離活性汚泥(MBR)排水処理小規模実験装置
従来の活性汚泥法では、SSと上澄水の固液分離として沈殿槽を用いていました。しかし、バルキング等の影響により沈降分離の際に沈降性が悪く、十分な固液分離が行えない現象がみられる場合がありました。対して、膜分離活性汚泥法(MBR)は曝気槽に細かな穴を持つ膜を浸漬し、直接活性汚泥をろ過することで固液分離を行います。これにより、省スペースで安定した処理が可能となります。



膜分離活性汚泥法(MBR)処理事例
膜分離装置にて、排水処理をご検討中のお客様の現場で、小型の膜分離装置にて、実現場への適用が可能かどうかの試験を行いました。
・小型膜分離試験装置で安定した処理量確保と膜への適用性。
・BOD容積負荷とMLSS濃度を高くとらない運転で、長期間膜が閉塞せずに運転可能か。
膜分離活性汚泥法(MBR)実験概要
| 膜分離槽 | 1m3 |
| 膜 | 4.5m2 |
| 処理量 | 1~1.5m3/日 |
| 吸引ポンプ | 1.0L/min(可変) |
| 原水ポンプ | 1.0L/min(可変) |
| ブロワー | 75L/min |

膜分離活性汚泥法(MBR)試験機試験結果
図1より、MLSS濃度が12,000~14,000mg/L程度の高さで、一定の処理水量が保たれ、安定的に処理できていることが確認できました。また、2ヶ月程度長期運転を行いましたが、閉塞することなく問題なく処理、分離ができることがわかりました。したがって、小型膜分離実験装置で実際に試すことで、同様の処理にて安定した処理水量が確保できること、膜への適用性を確認することができました。また、BOD容積負荷とMLSS濃度を高くとらない運転でも、長期間膜が閉塞せずに運転可能であることを確認しました。


