惣菜製造工場への新規排水処理除外設備の設置
お客様概要
| 所在地 | 福岡県 |
|---|---|
| 排水の種類 | 惣菜等製造排水 |
| 1日の計画排水量 | 40m3 |
| 課題・ご要望 | 大分県にあるお客様の別の工場にて、排水処理設備の改修とメンテナンスをさせて頂いているお客様。製造量の増大に伴い、福岡県に新工場を建設されるとのことで、排水処理設備の設置にかかる設計のご依頼を頂きました。 |
設計条件
| 水質項目 | 目標値 | 下水道排水基準値(以下) |
|---|---|---|
| 温度 | 40℃ | <45℃ |
| pH | 5.0~9.0 | 5.0~9.0 |
| BOD | 500 | <600 |
| COD | 500 | <600 |
| SS | 500 | <600 |
| ノルマルヘキサン | 25 | <30 |
| T-N | 200 | <240 |
| T-P | 30 | <32 |
| NH4+-N | 330 | <380 |
| NO3-N | 330 | <380 |
| NH2-N | 330 | <380 |
ご提案内容
- 設計
排水処理の設計の段階では、工場は稼働しておらず原水の水質が確認できていない状態でしたが、お客様の別工場の原水水質と、製造量目安から排水量を割り出し、設計を行いました。 - 水質への対応
惣菜の製造工場であること、また別工場の水質からBOD負荷が高い原水に対する処理が必要であると考えられました。そこで、特殊流動担体と紐状ろ材による処理を組み合わせることで高効率運転が可能な設備となるよう設計しました。

ご提案・導入後の対応
ご提案後は、自社施工にて工事をさせて頂きました。導入後は運転管理として2ヶ月に1回のメンテナンスを行い、現場確認と水質分析による管理を行っております。異常があった場合は、緊急対応という形で対応をさせて頂いております。
現場写真
全景
特殊流動担体導入時
流動担体槽
紐状ろ材槽
